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オオマイ(コマイ)という魚

前回のミナミカゴカマスに引き続き、聞き馴染みのない魚をご紹介します。

皆さんオオマイという魚をご存じでしょうか?

パスタではありませんし、アメリカ人の使う感嘆詞でもありません。OMG
れっきとした魚の名前なんです。

一般的に知られているのは「コマイ(氷下魚)」という名称で体長15~25cmくらいのタラ科の白身魚です。地域によっては「カンカイ(寒海)」と呼ぶところもあります。
コマイの由来はアイヌ語で小さな音がする魚という意味で、元々アイヌ民族が保存食として食べていたそうです。
冬が旬の魚で他のタラ科の魚同様、癖の無い淡白な味わいが特徴です。
ほとんどが北海道で獲れ、主に干物や練り物の原料として利用されています。

コマイは氷下待ち網漁といって、氷に穴を開けて網を仕掛ける漁法で捕まえられます。
氷の下にいる魚なので「氷下魚(こまい)」だそうですけど知らないと読めませんよね。

15cm未満だと「ゴダッペ」、25cm以上のものを「オオマイ」と大きさで呼び方が変わります。
コマイであれば関東圏でも居酒屋などで目にする機会はあるかもしれませんがオオマイとなると知名度が低いのが現状です。

そんなオオマイを海渡では冬のオススメ商品としてご提案しています。
魚体の大きくない魚なので切身にしても30gか40gくらいにしかなりませんが、旨味がギュッと詰まっていてとても美味しいお魚なんですよ。
立田や澱粉付きなど衣を付けて揚げると食べ易くてオススメです。

知名度は低いお魚ではありますが、この機会に是非召し上がっていただけたらと思います。

筆者はシンプルに立田揚げにしたものが好きです。

㈱海渡