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ミナミカゴカマス(銀サワラ)という魚

皆さんはミナミカゴカマスというお魚はご存じでしょうか?

名前からカマスの仲間かな?と思われるかもしれませんが、ミナミカゴカマスはクロタチカマス科に分類されているのでカマスとも違うお魚なんです。
(一般的なカマスはカマス科カマス属で一つの属のみで科を構成しています)
ニュージーランド原産で、現地ではGem Fish(宝石のような魚)と呼ばれ高級魚として扱われています。
ミナミというのは日本から見て南方で漁獲されるから付いた名称でしょうか?
日本へ輸入し、流通させる際に秋口の脂が乗ったサワラに味が似ていることから「銀サワラ」という名称で販売されていました。
銀ダラ、銀サケなど名前に「銀」の字が付くとそれだけで高級な感じがしますね。
薄々お気づきかと思いますが、サバ科に属するサワラとも関係ありません。味と皮の質感が似ていただけです。

脂乗りの良い白身魚で焼いても硬く締まらないのが特徴で、味も癖がなく食べ易いお魚です。
西京焼や幽庵焼といった漬魚にして召し上がっていただくのがおすすめです。

余談ですが、サワラは赤身魚です。肉質の成分がマグロと似ているそうです。

魚価が年々上昇している昨今、安価で脂乗りの良い魚というのも珍しくなっています。
ミナミカゴカマス、名前が覚えづらい魚かもしれませんが味はとても美味しい魚ですので、
是非一度召し上がってみてください。

筆者は西京漬にしたものが好きです。

㈱海渡